トントンッ


松下の部屋のドアをノックする


「若…修司です」


こんなんでいいよね?


「うん、入って」


学校と変わらないトーン


キャラは作ってねぇ…訳ねぇか


二重人格だし


「失礼します」


ガチャッ


部屋は意外にもシンプル…だった


もっとかわいいのと思ってたし


「なんでしょうか…?」


「ねぇ、そろそろ組のこと教えてよ?」


あ、ちゃんと動き出したんだ


「どうして組長にお聞きにならないのですか?」


「親父は…何も教えてくれないよ」


…ふーん?