「恋ーっ」


「あ、輝、眞。おはよ」


「おはおはぁー」


いつもどおりの朝


眩しいほどの笑顔をふりまきながら、こちらに向かってくる


「ね、あそこ行こ?」


あそこ…とは、隠し部屋のこと


どうやらあの日、気に入ったみたい


「んーと…。いいとこ見つけたんだよね。そっちじゃだめ?」


「んー?いいよぉ」


あのBARに…


また、行こう


ギィ…


今日はまだ、鬼龍は来てないみたい