「──は、羽琉っ!えっと…そのぅ…ほ、放課後話があるんだけど…」


なんか妙に緊張する


こいつに緊張するなんて…めっちゃ悔しいんだけど


「おぅ…。どうしたんだ?お前、なんか変だぞ?」


「…調子のんな」


くそぅ…


心のなかでそんな葛藤をしていると、いつの間にか時はすぎ──


「恋ー?話ってなんだぁ?」


「ちょっとついてきて」


そう言って、羽琉の腕をとった


昇降口に早足で向かう


だって…緊張するんだもん


「あんた今日バイク持ってきてんの?」