ピッピッピッ


「…う、そ…」


機械的な機械音が鳴り響く


小さな病室


私が発した声は


思った以上にしわ枯れていた


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…今から数時間前


今日も普通に教室にいた


「はい、ここ…〇〇解け」


誰も聞いてない授業


よくもまぁ、毎日授業をしにやってくる


「わかりませぇーん」


当たり前だ


授業を受けてないのだから


「恋ー」


「んー?」


「ひーまぁー」


「…私もだし!」


面白いことなんかないかなぁ…