「先生…。」 そこにいたのは柳先生だった。 「美桜、何してんの?」 「帰り道。」 「何時だかわかってるのか?」 怒られる…。 私はうつむいた。 「とりあえず家までおくってやるよ。」 親に説教するのかな。 「いいよ。一人で帰れるから。」 「バカ。こんな夜に一人で帰せるかよ。」 「だって…親に説教するんでしょ?」 先生はぷっと笑った。 「何で笑うの?」 「いや、面白いから。説教なんてしないよ。家まで送ったらかえるよ。」