雪奈は私を抱きしめた。 「待ってる…っ」 「…うん。約束」 聞き覚えのあるサイレン音が近づいた。 昔住んでいた家の場所には “未来を見つめて” と書いてある施設があった。 その中からは 楽しそうな笑い声が 響いていた―…。 -END-