この後、すぐに救急車はきた。 私達は二人で乗り込み、今、手術室の前で待っている。 「セン! 死なないで! 貴方はずっと一緒にいてくれるんでしょ? 不安にさせないで! 貴方は万能な二重人格の私の執事でしょ?」 私はさっきから、この言葉を繰り返していた。 メイはずっと黙っている。 深くまで刺さってると言われた。 心臓には傷がついてないでしょうと言われた。 頭にも、傷がありましたと言われた。 もしかしたら……。 嫌だ!