『もう帰るの?』


『ああ。・・・疲れたし・・・』


大あくびをしながらベッドから立ち上がり、床に散らばる服を身に纏う。



『眠いなら寝てけばいいじゃない。』



『・・・家で寝るほうが疲れがとれるし、寝させてくれないだろ。』


『だって、たまってるんだもん。』



『お盛んなことで。』


『なによ!あなただって誘ったら必ず受けるじゃない。』


『不毛な性欲を流させていただいてますから。』



『似た者同士じゃない。』

『・・・そうですね・・・じゃ、帰ります。月曜日からよろしく、主任さん。』



『よろしく、学生くん。・・・あ、そっか、もうすぐあの子が目を覚ますから帰るのね?』


『そうですよ?やっとです。三日ぶりに。・・・俺だけの眠り姫に・・・』


『愛理ちゃんによろしく~♪』