「ただ、あたしは1人だから。コウが居てくれなきゃ1人だから。」 「それだけっすか?」 「……………うん。 1人が怖かっただけなの。 コウを利用した最低な女でしょ?」 「最低な女だとは思わない。」 「………ふふ、ありがと。 じゃあコウの所行くね。」 「何で…?」 「自分の居場所が欲しいから。」 そう言ってベンチを立ち上がろうとするカホさんの腕を思いっきり掴んだ。