夏休みは毎日のようにコウと居た。 繁華街に行ったりコウの家で体を重ねたり。 今日もいつものようにコウの家を訪れた。 チャイムを鳴らすと、すぐにコウが出てきた。 家に入るなりギュッときつく後ろから抱きしめられた。 「ちょっ…。」 「来るの遅い。」 「……ごめんね。」 あたしがそう言うとコウは軽々あたしを抱き上げてベッドまで連れて来た。