「ありがとう。」 「いえ。」 俺は帰ろうと思い歩き出したけどまた後ろを振り返った。 そして、またその人の元まで戻った。 驚いた顔で俺を見つめるこの人に少し照れながらも傘を差し出した。 「俺、濡れて帰るの好きなんすよ。」 それだけ行って走ってその場を後にした。