うっ… 「家に帰ってからゆっくり食べます!!!」 学校じゃ、時間ないだろうし… 写メってから家でゆっくり食べよう。 「そっか。」 「はい。」 「……」 「……」 「……」 「……」 「……ねぇ?」 「はぃっ!!?」 短い沈黙のあと、先輩が口を開いた。 ドキドキしながら言葉を待っていると… 「…ちょっと、おいで?」 「へ…?」 ぉ、おいで…?? 手招きする先輩に、躊躇いつつもそっちに近づく。 開かれた窓から、そよそよと弱い風が舞い込んだ。 .