「・・・・・・・」 身体が熱い。 また熱が上がっている。 ディクスはミリアを抱っこした。 何も言わずにミリアはディクスに甘えた。 「ミリア?」 「・・・・はぃ・・・・」 クタッとしているミリアが返事をした。 「何回も部屋から一人で出るなと言っただろう」 そう言うとミリアは、落ち込むように顔をさげる。 「ミリア?どうして廊下に出た?」 「・・・起きたらディクス様いなくて・・・・」 ミリアがディクスに抱っこされながら言う。