ざぁっと風が吹く。 大樹が照れくさそうに空を見あげた。 「…なんて臭いか」 ニッといつもの笑顔を私に見せた。 「ひ、ろきぃ……」 やば…涙が…。 「なっ…なんで泣くんだよっ!?」 「だってぇ~」 涙腺が壊れた私の目からは 涙がとめどなく溢れた。