次の日─



かーくんは、本当に学校に連絡して休みを取ってくれた。



今は車で病院に向かう途中。



茉央は事情を話して、私のお母さんに預かってもらった。



「…そんな顔しなくても大丈夫だよ。俺、今年全然有給使ってないし。」



「でも…っ、」



「それに、このまま学校行っても、お前のことが気になって集中出来ない。」



かーくん…



「とにかく心配はいらないから。それより希、赤ちゃん……いるといいな。」



「うん…」



そんな会話をしているうちに、車は病院に到着した。