「よかった…36.7だって。」



次の日の朝─



あれだけ高かったかーくんの熱は、嘘みたいに下がっていた。



まだ微熱はあるけど…
とにかくよかった。



「うん。でも、昨日早退したからな…生徒からのツッコミが待ってるだろうな。大好きな奥さんに看病してもらったの〜?とか…」



…っ///



「あ……希、顔赤いぞ?熱でもあるのか?」



「なっ…ないよ!!」



こんな調子だったら、もう全然心配いらないね。



いつものかーくんだ…



「そ、そんなことより…早く朝ご飯食べないと、遅刻しちゃうよ?」



「はは…はい、はい。」



動揺しまくりの私を見て、かーくんはずっと笑ってた。