あたしは、ニタリと意地悪な笑みを浮かべて
走る速度を速めた



『今から教室まで競争っ!!負けた方は勝った方にアイス奢りね!!』

「おい、何だソレっ!?てんめぇ、ずりぃぞっ!!」



あたしは一人で怒ってる夏目を背に
どんどん加速した


夏目はぶつぶつ言っていたが、吹っ切れたようで
スピードを速めてあたしの隣に並んだ


うお、流石陸上部…


あたしは負けじと
一緒になって走る、走る


風を感じる〜


涼しい…、
けど暑い!!


意味無い!!