「ハルおはよう」 「おはよう。あれ、アキは?」 アキとは違って満面の笑みで挨拶してくれる兄の遙陽。 「あんなやつ知らん。それより私達も朝ご飯食べないと遅刻しちゃう。」 「そうだな。先食べよっか。」 バタバタ 「俺朝練あるから先行くよ。いってきます。」 私達がちょうど朝ご飯を食べ始めたときにあわてて家を飛び出して行ったのはもう一人の弟の芙由貴。 今日は朝練があるらしい。 .