ボーダー



彼はそのまま
階段を駆け降りる。
あわてて彼女も
彼を追いかける。


「ありがとうございます。」

少し申し訳なさげに
彼女が言うと
彼は、

「全然大丈夫ですよ。
じゃあ。」

と 体育館の方へ
走っていった。


その後ろ姿を
彼女はみつめた。