「…愛美、ほんと…大丈夫?」 「……」 教室は他のグループの子もいたが、見て見ぬふりをしていた。 「とりあえず、外いこっか」 愛美をたたせ、ゆっくり廊下を歩く。 「…嫌ぁ…」 歩きながら愛美は何度も「嫌だ」とか「嫌…」などの言葉を発し続けた。 私と愛美は体育館の裏にきた。 5、6時間目はさぼることになるだろうな、とおもいながらも私は愛美を座らせた。