そのきっかけは東城さんが愛美のシャープペンシルを褒めたことから始まった。 夏休みに色違いのシャープペンシルを二人で買った。 それを東城さんが誉めたのだった。 「ねぇ、それ可愛いじゃない」 色違いの2つのシャープペンシルを手にとって東城さんはいう。 その言葉を聞き、愛美は顔を輝かせた。 「ありが「ほんとにーっ!?!!」 私の言葉をさえぎって愛美は声をあげる。 知ってた。前から。 東城さんが愛美の憧れだってこと。