始まった、 気がした。 東城さんの明らかなシカトに愛美の目から涙があふれるのがわかった。 「愛美…」 声をかける資格なんて私にはないのに。 「…あたしなんかしたかな…」 震える声で愛美は言う。 愛美はしばらく机にふせていた。