「何があったの?話して」 私がそういうと愛美は我に返ったように目を見開き、私の服をつかんでゆさぶった。 「何も知らないの!!わかんないの!!ほんとに…ほんとに何もなくて!!」 「まなっ…愛美、ゴホッ」 興奮したように私を強くゆさぶる愛美に私は少しむせかえった。 それでもなお、愛美は私をゆさぶりつづける。 酷い興奮状態だ。 そんなに東城さんのことが 好きなのか…。