最後の一筆を入れ終え、大きな独り言を言った。 「出来た!!」 今にも踊り出してしまいそうな、そんな気分だった! 興奮して、体中の血液が沸き立つのを感じる。 絵を描いていて、こんなにも感動したことはなかった! この絵を愛に見せたい!! もし今、愛が隣にいてくれたら、どんな言葉をかけてくれたのかな? 校庭の、部活の掛け声だけが響き渡ってた。