「答えて、お願いだから」 私は愛に向かって、叫んだ。 「どうして……」 愛は困惑した様子でつぶやいた。 「私あの時、あの場所にいたの」 私のその言葉に、愛はじろりと私を見た。 「それと私昨日ね、可奈さんから愛の過去のことを聞いたの。 まー……いや、真奈美さんのことも」 胸につかえていた言葉を、吐き出すように言った。 「だから何? 何だっていうの!!」 愛は震える大きな声で言った。