翌日の放課後、私はスケッチブックを片手に屋上へと向かった。 その中に、昔描いたまーちゃんの肖像画を挟んでおいた。 私も、まーちゃんが大好きだった。 だから、ずっと近くに彼女を感じていたい。 そう、思ったから。 いつもだったら、屋上への階段を愛に会えるのが楽しみで、急ぎ足か駆け足で登ってた。 でも今日は、一歩一歩踏みしめて登った。