その日の放課後、カトゥは唯を誘って一緒に帰っていった。 やっぱり、本気だったんだ。 一人になり、私は屋上へと向かった。 フェンス越しにスケッチブックを広げ、校庭の様子を描いた。 野球部やサッカー部、そして先輩のいる陸上部…。 遠くから見てもやっぱり、一番目を引くのは先輩だった。 先輩の走るフォームは特別カッコいい!! 好きだったな……と、感傷にひたりながら鉛筆を動かしていると…