男は試しているのだ。ガードがゆるいかルーズな女か。 そして妹は、とっくにルーズな女と見做されている。 その証拠に、もうお酒をほいほい飲まされているんだから。 「もおっ!!また逃げられるんだからね!?」 学習能力のなさに、イラっとして、 つい触れたらいけない部分に触れてしまった。 だから―― 「うるさいなぁっ!!」 妹はぷんすかと憤慨し、去ってしまった。