「大丈夫か?お前」 「ひっ!!!」 鉄平を待っている間に、鉄平ワールドに浸ってしまっていた。 目を開けると不思議顔をした鉄平が私を見て笑っていた。 きゅん。 シュワシュワ。 「ニヤけてたぞ?」 「見てたんですか?ちょっと考え事を」 「どうせ、今夜の夕食とか想像してたんだろ?」 鉄平の笑顔に見とれている私を放置して、鉄平はボールを3つ手に持った。 「ほら、レシーブ練習行くぞ?」 「はい!!」