「ピンポ~ン♪」
「は~い。」
インターホンに呼び掛ける。
「咲良~。香だよ。」
「ハイハ~イ。 今開けるね。」
玄関を開けると元気いっぱいの
香が両手いっぱいのお菓子と
わたしのお気に入りのケーキ
屋さんのいちごのショートケーキ
を買ってきてくれた。
早速ティータイム。
アイスティーといちごのケーキ。
ひとくちケーキを口に運ぶと幸せに
なっちゃう。
「咲良夕べはどうだった?」
「ゴホッ。 ゴホッ。」
突然香が変なこと言うから・・・・。
飲もうと口に含ませた紅茶が変な所
に入っていっちゃって。
ひとりむせかえす。
「咲良大丈夫? そんなにみごとに
反応しなくても・・・」
香が呆れてる。
わたしも自分に呆れちゃう。
何でこうも反応してしまうんだろう。