さちは我に変えり、刺した感触でビビってしまい、その場に座り込んだ。 陸はさっきまでしていた息の仕方が、上手く出来なくなっていくのがわかった。 腹をみるとナイフがお腹に突き刺さっている。 手で触ると、血がついてきた。 「や………や………」 陸は叫んだが、痛くて痛くて力が入らない。 意識が朦朧としてきてその場に倒れた。 由羽希と唯はその場で泣きながら座り込んだ。