「あれ、どっかであったことあるよね。あ!相葉だよね。」


陸は知っていてくれたんだと嬉しくなって、薄く微笑みながら頷いた。


「あら?相葉さんを知ってるの?」


と田村は聞かれ、


「あ、小学校一緒だったんで。いつもバスケ見に来てたから若干。見てるだけだし鑑賞しか興味ないと思ってた。」


陸はつい口が滑る。


「先輩に憧れてたんです!!だから中学生になったらやろうって決めてて」


ハッとわれに返る。



何言ってんの、あたし!!
恥ずかしい!!



先輩を見ると顔が若干、赤くなっていた。


陸はも真っ赤になる。