「人権は差別とかイジメとかを無くしたり、イジメられてる子を救ってあげることじゃないんですか?!」 涙がポタポタと垂れる。 「人権は、イジメを告白しても、隠すためにあるんですか?!被害者じゃなくて、加害者を守るためにあるんですか?!」 町田先生は下を見る。 「それは、」 「信じて欲しかったんです。なのに、」 陸は先生に借りたハンカチを先生に押し付けて走って逃げ出した。 「相葉ッ?!」