陸は黙ったまま、早く休み時間が明けて欲しいと願うだけだった。


すると、



ガタガタッ!!



用具入れから道具を取り出して来て、陸の入っているトイレのドアの前に置いた。


「な、何?」


陸は思わず声を出してしまった。


陸はドアを叩いた。


「出してよ!!開けてよ!!いい加減にしてよ!!」


3人は陸の訴えを無視してトイレを出ていった。


「ちょっと待ってよ、出してよ!!」


陸は必死にドアを押すが開かなかった。


するとチャイムが鳴り響くのが聞こえた。