ズキッと心臓が痛む。


「……酷い。あたしを利用するためだけに友達になったの?!あたし嬉しかったんだよ!?3人が声をかけてくれて嬉しかったのに………、」


3人は笑った。


「ホントあたし達って酷いわね。だけどあたし達もっと陸に酷いことしたいなぁ。」


と言われた瞬間に額を突かれた。


「サイテーで酷いあたし達がアンタをたっぷりイジメてア・ゲ・ル♪」


そう言って3人は笑いながら教室を出ていった。


陸は腰が抜けそうになるが、机にしがみついて体勢を戻した。


涙が出た。


そして机に散乱した自分の顔が写った写真を握り締めた。