「で?陸はどっちに行きたいの?」 と差し出されたので行ってみたいルートを選んだ。 行きたいと思ったのは由羽希と唯が提案した場所だったので指差す。 「ほらねぇ。さちドンマイ」 「陸のバカッ………」 「陸はバカじゃないよ。行きたい場所を正直に答えただけだよね。」 陸はそんな3人のやり取りを眺めているだけで幸せに感じていた。