「絶対こっちだよね?!」


「いや絶対こっちじゃない?!」


それは各ループで好きな方に選んで行くやつだった。


さちが、


「陸、絶対こっちだよね?今多数決で2‐1状態なのッ!!!陸が選ばなきゃこっちのルート絶体絶命になっちゃうわけで……」


すると由羽希と唯がさちの頭を叩く。


「バカッ!!!それじゃ半分脅しだっつーの!!!」


「陸が行きたいとこ正直に言って?」



陸は静かに口を開いた。


「一緒に行動してもいいの?」


「当たり前じゃん。友達でしょ?」


「あとホテルも一緒の部屋だからね?勝手に届け出、出しちゃったけどよかった?」


陸は頷いた。


3人は笑ってくれた。