3人がニコッと微笑んだ。 「よければうちらの友達にならない?」 「え」 少し戸惑うが、嬉しさが勝った。 「………いいの?」 「いいに決まってるじゃん。多い方が楽しいし、」 陸は思わず泣き出した。 みんなが戸惑う。 「え、なんで泣くの?!」 「嬉しくて……。友達、ずっと出来なかったから………、」 3人がそう告白した陸の頭を撫でる。 「そんなことなら早く言ってくれればよかったのに。」 「これから友達だからね、陸」 呼び捨てで呼ばれたことが新鮮だった。