鼎は、幸を睨んだ。 「まぁ… しょうがないと思うよ? あたしを、敵にまわして 大切な黒龍を自分のせいで潰されたくないし 死にたくないでしょ?」 「確かに こいつを敵にまわすとろくなことねーしな 俺だって敵にまわしたくねーし」 和は、そう言って笑った。 「失礼しちゃう あたしそこまでひどい人間じゃないし あたしも和を敵にまわしたくないもん!!」 あたしも、そう言って笑った。