瞳を閉じれば 何者にも侵されない闇の色、 ヴァンパイアの色。 たとえば瞬きの瞬間ですら 考えてしまう。 見ることも 煩わしかった感情の色。 あの日見つけてしまった 闇の色。 見失いたくない。 瞳を閉じていても 開けていても。 浴衣が肌を滑る。 夜の乾いた風が 優しく2人を包んでいた。 ≪おわり≫