「強引に迫られちゃってさ〜」

「迫ってねぇだろ!」

「冗談だって」

と優奈はポンポンと祐輔の頭を叩いた。
さっきまでの二人とは違って見える。

「じゃあ私たち、記念日が同じ日になったんだね!」

優衣が嬉しそうに言った。

「そうゆうことだな。お互い仲良くやってこう」

その日、最後に意外な展開を見せた。
この日をきっと4人は忘れないだろうと杏珠は微笑ましく思った。