コトン、コトン。

何か仕事で嫌なことでもあったのかな。

斎藤さんは家で仕事をしていることは知ってたけど、どんな仕事をしているのかはよくわからなかった。

パソコン関係ってことぐらいしか。
そんなわたしに詳しいこと説明しても無駄ってか、何もわかんないよね。
でも一応何か言わなきゃね。


「大丈夫?あんまり忙しくしちゃだめだよ。身体壊すから。」

「うん・・・。」


それでもビールを飲んで少しすると、ちょっと落ち着いて、顔色も良くなったみたいだった。