コトン、コトン。


「あの人はどうだろう…。」


思い立って連絡したのは、同じゼミで唯一女性の岸谷麻衣子でした。



卒業以来、一度も連絡しておらず、学生時代も特に親しいわけではなかったので、電話がつながるかどうかさえ疑問でしたが、当時の連絡網を片手にすがる思いでかけてみました。