坂田の寝顔は


あり得ないほど
綺麗で
綺麗で





やっぱりコイツを傷つけたくないから
諦めようと思う反面






この寝顔も
笑顔も
泣き顔も

全て俺のモノにしてしまいたいと思ったんだ










「………ったく。ズルいんだよ坂田は。」







サラサラの金髪を撫でながらそう言うと









『………真…弥。』





坂田が寝言でそう呟いた












「………。」



他の男の名前なんて
呼ばないで



俺の名前を呼んで
俺のコトしか考えないで