【短】真夏のナンパLOVEゲーム



「あ、君、この子の知り合い?」


「はい」


「女の子ふたりで来てんだ?」


「うん、まぁ」



ちょっとぉー! あたしのこと担いだまま、ふたりで会話始めないでよぉ。


手足をバタバタして主張すると、


「あ、忘れてた」

とあっさり言って、彼はあたしを肩からおろした。



りみが持ってきてくれたサンダルをはいて、ホッと一息。



「どうもあり……」


お礼を言おうとしたあたしは、思わず息をのむ。



超・イケメン。