気づくとあたし、宙に浮いていて。 いや、ちがう。 浮いてるんじゃない。 男の人の肩に担がれてるんだ!!! 「きゃあぁぁぁっ!」 ちょうどあたしのお尻が、彼の顔の横にある状態。 しかも水着なのに! 貧相なお尻なのにぃぃ! 「アズー! 何やってんのよ、もう!」 りみの声が近づいてきた。 でも担がれてるあたしは後ろ向きの状態だから、りみの顔は見えない。