コウキさんは今日はお仕事らしく、初めて見たときと同じ制服を着てる。 なぜか足がすくむあたしに、カズくんが手をふった。 「アズちゃん、おはよー」 「…おはよー」 「あれ? なんか今日、顔ちがくね?」 「うん、りみにお化粧してもらって……」 「似合ってんじゃん、かぁわいー」 褒めてくれるカズくんの横から、コウキさんの視線。