【短】真夏のナンパLOVEゲーム


黙ってるときはクールな感じなのに、笑うと雰囲気かわるんだ。


ホント楽しそうに、ケラケラと声をあげて


意地悪だけど、温かい顔……。



コウキさんは、ふっと優しい瞳でこちらを見おろすと

あたしの頭にそっと手をのせた。



「まだ痛いか?」


「えっ……」



反射的にトキめいてしまうあたし。



「ううん……もう平気」


「そ。よかった」



するとコウキさんは、ニヤッと笑って、

ぽんっ!

とあたしの頭を叩いた。



「いっっ…痛ーーーっ!!」



やっぱり痛い!!



「ぶはははっ」


「コウキさん、最悪っ!!」