股って!! 変態って!! 別にあたし、そんなつもりじゃっ……!! 赤面して飛び起きたあたしは、勢いあまって天井に頭をぶつけた。 痛みにもだえるあたしの横で、コウキさんがゲラゲラ笑う。 「笑うとこじゃないしっ」 そもそもコウキさんが変なこと言ったせいなのにっ! ぶつけた頭を手で押さえながら、涙目でコウキさんをにらむと。 「おもしれーっ、お前」 あ…… 笑顔、初めて見た。