ホントなら今頃は東京に帰ってるはずだったのに、まさかこんなステキな展開になるなんて。
「デートキャンセルしてくれた、りみの彼氏に感謝だぁぁ……」
髪を巻きながら思わずつぶやくと
「あんたの本心はそれか!」
りみが鏡ごしにあたしをにらんだ。
「えへへ~、ごめ~ん。でも楽しいんだもん」
「……で、あんたはどっち狙いなの?」
「どっちって?」
「カズくんとコウキさん」
「……」
うーん。うーーん。
「りみは?」
「あたしはどっちかってーと、コウキさんの方が好みかなぁ。別に狙ってはないけど」
「じゃああたし、カズくん」
「ぶははっ。超てきとー」



